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学習する癖

「失敗から学ぶ」

という風によく言われますが、ではどうやって失敗から学ぶのでしょうか。

何度も同じことを、同じ注意を同じ人物に繰り返しているように感じることがあります。
どうすれば、一度伝えただけで、同じ間違いをしないようにすることができるのでしょうか。

コンピテンシーを作成するときは、ハイパフォーマー分析を行いますが、
逆に、ローパフォマー分析をすることで、
失敗のメカニズムあるいは、学習(習得)のメカニズムを明らかにできないのでしょうか。
(もうすでにしているのかもしれませんが)

私なりに観察をして思ったことは、
「応用力の欠如」がまず一つの原因なのではないか。。。

つまり、ある事象に対して起こったこと、
それに対して、とった行動とそのフィードバック
これらが、その人の中で「事象A」でしかないままだと、
学習は起こらないのではないか。

「事象A」と似た「事象A’」に対しても
“前回の反省を活かして”という言葉のように、
行動ができれば、次のステージに進むことができるのではないでしょうか。

「事象どうしをつなげる力」これが、「応用力」
ということです。

この力を育成する方法については、
ケース・スタディやケース・メソッドが一番なのかもしれません。
実体験には限界がありますが、疑似体験であれば、
ある程度無限にできると思うからです。
これらの経験のなかで、応用力について触れなければならない
そんな風に感じます。

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現在、教育機関で教員の能力開発と学習者のソーシャルスキルの開発を担当しています。 関心分野(事): 人材能力開発、プロジェクト・マネジメント(PMBOK)、チーム・ビルディング、学習心理学、社会心理学、プランニング、問題解決力、戦略思考、論理力、ゲーム理論、マインドマップ、改善発想、工業デザイン、Change Mind、マインド・オルガナイズ 好きなコト・モノ: Sora(空)、写真、筋トレ、旅、原付、笑い、デザイン、花火、文房具、音、ツッコミ、浪費

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