仕事場には「人材教育」という雑誌があります。
http://www.jmam.co.jp/jinzaimm/index.html
↑人材教育雑誌HP
この雑誌を今日は久し振りに観ていました。その中で
自分自身のアンテナに引っかかった言葉は“自律型人材”でした。
では,“自律型人材”とは何かというと,
「自ら主体的に考え行動する人」「創造性を発揮し,自ら課題を発見し,解決する能力を持てる人」
と定義されるそうです。
社会や企業を取り巻く環境が多様であり,さらに変化が大きく,早い
この時代に自ら判断し行動できる人材は即戦力として誰もが欲しいと思います。
しかしながらこの自律型人材の育成というのは非常に難しいのではないかと感じています。
私の実感として,今の大学生くらいの年代は,基本的に指示に対しては非常に
丁寧に対応してくれますし,丁寧な仕事をしてくれます。
しかし,多くの人がそれだけです。
もっと良くするために,効率的にするための方法を提案したりはしないのです。
また,次に行われることを予測して,準備しておくというようなこともありません。
一般的には気が利かないとでもいうのでしょうか。
悪い子では全くないのですが,むしろいい子なのです。真面目でもあると思います。
では,どうすればそんな子が,自律型人材になれるのでしょうか。
自律型人材に必要なのは,自分自身の価値基準だと思います。
自分が何に価値を見出すのか,自分の興味は何なのか,
それらが明確に分かった上で,すべてのことは始まるように思います。
これらは,言いかえれば価値観だと言えると思います。
価値観がはっきりすると,自分が客観的に見えるようになると思います。
そうすると,今度は自分と社会との関わりが見えてくるようになると思います。
自分と社会が明確につながっているということが分かれば,
自分が何をしなければならないかわかると思います。
つまり,自律型人材とは,社会と自分のつながりを明確に,理解している
ということから始まるといえると思います。
自律型人材の育成
投稿者
Kazoo
2009年5月12日火曜日
ラベル: 能力開発
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