今日は、評価方法について考えた一日でした。
相談があったのは、プロジェクトの外部評価について。
近年一般的に評価と言えば、「360度評価」がよく聞かれます。
360度評価とは、あるプロジェクトに対して、関係するすべての
人に評価をしてもらうことです。
今回相談があったのは、映像作品に対する評価でしたので、
評価目的と評価対象のマッチングを行いました。
一般視聴者に対しては、面白いかなどの軸で、
映像を専門としている方には、コンテンツの内容と技術の軸で、
それぞれ評価を行うのがよいのではないかとアドバイスをしました。
もうひとつ、プロジェクトの評価でプロセス評価について考えました。
プロジェクトがイベントなどである場合、
その実施内容についてはよくアンケートの実施などによって
振り返りが行われますが、それまでのプロセスに関しては、
具体的に振り替えられる場面がないように感じていました。
そこで、プロセス評価を実施するためにどのような
評価方法を用いればよいのか、考えました。
以前、ルーブリックを作成したこともあり、
ルーブリックによる評価を考えましたが、
プロセス評価をする際には、ルーブリックのように、
型にハメルものではなく、
ある程度自由な記述が可能なものにする必要があると考えました。
つまり、様々なプロジェクトに汎用的に使える評価シートを作成することを
考えた際、ルーブリックでは十分に対応できない可能性があると考えたのです。
そこで、プロジェクトの計画/準備/実施/終結の一連の流れに沿い、
そのプロセス段階で行われたタスクについて、
良かった点、悪かった点、改善点の3つを自由に記述できるように
シートを作成しました。
その他、プロジェクトを成功させるためのポイントだと考えられる部分については、
それを記述で記入するよう、質問形式の部分も作成しました。
実際に、この評価シートを使用してみないと、その効果は
十分に測れませんので、今後、プロジェクトの際には、
使用してみて、改善する必要があるでしょう。
プロジェクトのプロセス評価
投稿者
Kazoo
2008年12月1日月曜日
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