4月から,同じ研究員の同僚と学生対象の授業を行っています。
授業と言っても,補習授業のようなもので全学の1回生に呼びかけ,
参加したい学生が自主的に参加するというものです。
ですから,単位も出ません。時間も毎週火曜と金曜の18時からと,
普通の授業とは違う時間帯に行っています。
しかも,授業の内容はスタディ・スキル,学習の技術を扱っており,
これまで実施したないようは,
「レポートの書き方1,2」「本・論文の読み方1,2」「学習スタイル診断」「プレゼンの方法」などです。
つまり,大学で学ぶために必要なスキルの習得を行うことを目的としています。
今日は,「本・論文の読み方2」を行いました。
10人程度の事前申し込みがあったのですが,結局来たのは,2人。。。
2人を相手に60分の授業を行います。
「本・論文の読み方2」では“要約”を教えます。
まず,最初に“なぜ要約が必要なのか”ということについて触れます。
自分自身の考えを的確に相手に伝えるため,内容をより深く理解するため,
など,要約をすること,できることのメリットを述べます。
次に,要約をするための手順の説明です。
接続詞などを注意深く読み取り,文章の中で筆者が重要だと考えている部分,一番述べたい部分を探します。
それと同時に,文章にマーキングを行います。
三色のボールペンや色を使い,
赤=大事な部分(客観的)
青=まあ大事な部分(客観的)
緑=面白い部分(主観的)
に分けてマーキングを行います。
これらの作業を終えたら,次はマーキングをした部分を切り取り,貼り付けます。
貼り付けた後に,重複や言い換えた部分つまり重なりがないかを確認し,接続詞を調整し,要約の完成です。
とこのような内容を実際にワークを交えながら,行います。
今回は,2人の学生ということもあり,非常に密にコミュニケーションを行いながら,
内容を理解しているか確認しながら行えたことが非常によかったと感じます。
ただ,非常に近い距離間で,授業を行っていたため
学習者側に逆に不信感を与えてしまったかもしれないという,
そのような不安もあります。
教員と学生の距離間については,今後の課題として,
自分で考えながら取り組まなければならないと感じました。
授業(スタディ・スキル)
投稿者
Kazoo
2009年6月20日土曜日
ラベル: 日常
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