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日々是反省

一週間について

前回から,一週間が経過してしまいました。

今週も,まぁ忙しい時間を過ごしました。
今週は従兄妹(いとこ)と話したことが印象的でした。

話の内容は,仕事の振り分けについて。
従兄妹が働いている職場では,ほとんどすべての仕事が,
従兄妹のところに集まってくるそうです。

「気軽に頼める」というキャラクターのせいで,誰よりも仕事が集まってくる従兄妹。
一方で,定時にはきっちり帰ってしまう,同僚。
何であれもこれも全部やらなければならないのだろうと感じるそうです。

従兄妹はこの今の職場に対して,問題点がいくつかあると感じるそうです。
まず,1)仕事を助けあいながら行うはずの同僚がどうせやってもやらなくても,給料は変わらないのだからやらない,と考えているという問題点。次に,2)仕事を適材適所で割り振りするはずの上司が頼みやすいという理由で,従兄妹に頼んでしまっているという問題点。最後に3)そもそもその状況に何も問題を感じていない職場の雰囲気という問題点。

おそらくこのような環境・状況はある程度どのような職場でも見られるのではないかと思います。ハイパフォーマーに雑用のような仕事から,後輩の育成,プロジェクトの管理など幅広い業務が任されるという状況。実際,「パレートの法則」というのがあります。この法則は2:8の法則とも言われます。
例を挙げると(wikipediaより)
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。

・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
・所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。
・プログラムの処理にかかる時間の80%はコード全体の20%の部分が占める。
・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。

というようなことです。この例にも,「売上の8割は全従業員の2割で生み出している。」とあるように,結局ハイパフォーマーに仕事は集まってくることは必然なのかもしれません。
しかし,前述した1~3のような問題点をそのままにしておいて良いとも思えません。また,問題点はこれですべてではないにしても,明らかになっているものもあるので,それを改善しようとしなければならないのではないでしょうか。

どのような方策が改善策として挙げられるのかは今後,あるいはコンテキストによって異なると思いますが,それを考えることが必要だと思います。

一周:周遊

出張に行ってきました。
今回の出張は東京でした。

コーチングを学びに行ってきたのですが,
内容には,やや物足りないものもありましたが,
全体としては非常に楽しめるものでした。

特に,「可視化」や「測定(メジャメント)」をキーワードとして,
コーチングの結果を示すということの重要性や,
難しさを改めて感じるものとなりました。

今回は出張の日と翌日はフリーだったので,
東京散歩をしました。
今回のテーマは「山手線一周で周遊」
SUICAを購入して,気ままに気の向くままに
ぶらぶらと東京という街を歩いてみました。

絶対に行こうと思っていた場所は,
月島の「もんじゃ焼通り」
目黒の「寄生虫博物館」と小田急新宿店にある「Mother House」
この3つでした。

研修後の1日目に月島に行き,「もんじゃ焼」を食べました。
駅を出たら,もう目の前にもんじゃ焼が。。。
本当にたくさんのもんじゃ焼の店が鎬を削っているというか,
よく共存しているなぁ~と思うくらい,
多くの店がありました。
久し振りに食べたもんじゃ焼は思っていたよりも美味しいものでした。

1日目は,月島からホテルのある田町まで歩いて帰りました。(1.5時間くらい)

2日目は,ゆっくりスタートです。
11時にホテルを出発し,まず目黒の「寄生虫博物館」に行き,見学。
受付の方が,非常に綺麗な方だったことが印象に残っています。
寄生虫の方は,すごいなぁ~という感じ。
目黒ではさらに,その周辺にあった家具屋さんを眺めてみました。
なんとなく洒落た街並みを堪能しました。

新宿の小田急新宿店の「Mother House」に行きました。
ここで,買いたかったボストンバックを購入。
お店で対応してくださった方と,フェアトレードなどに関してお話を伺いました。
ちょうど今,TFTのことが身近なところで話題になっているので,
その話なんかも交えながら。
これまで,フェアートレードについて興味はあったものの,
自分自身が行動を起こしていなかったので,
今回の行動に移ったということです。

新宿ではさらに,東急ハンズや紀伊国屋に行って,
雑貨や本を堪能しました。
いろいろな物に囲まれることで,アイデアが広がります。

その後は上野に移動し,上野の森美術館で展示を閲覧しました。
上野に行って思ったことは,とにかく人が多い。
おそらく動物園があるから人が多いのだろうと思いますが,
博物館にも人が多く,多くの方が美術や文化(カルチャー)に
興味を持っているのだということが実感できました。

こまごまとしたことはいくつもありますが,
大きく分割すると,こんな感じの2日間を過ごしました。
次の機会には,山手線の内側をめぐってみたいと思います。

今日のミス

今日はセミナーを行いました。
テーマは「セミナーの構成」。
分かりやすく相手に自分の考えを伝えるために,
内容をどのように展開していけばいいのかということを話しました。

基本的には
「起承転結」や「AIDMA」なんかを提示して,
それらと「序論-本論-結論」を対比させながら,
説明をしていきました。

ここで,ミスをしたのが
AIDMAのそれぞれのスペルを書けなかったこと。。。
A = Attention
I = Interest
D = Desire
M = Memory
A = Action
の頭文字をとったものですが,これのスペルが書けなかった。
急遽,セミナーをすることに決まったので,
スペルの確認を怠ったことに起因するのですが,
ではそもそも,スペルを書こうとしなければよかったのではないか。
スペルをかけないことで,学習者はおそらく,
講師の力量について疑問をもったでしょう。
本当に信用しても大丈夫なんだろうかと。

本当に失敗しました。
自分の言動が相手に対してどのような印象を与えるのかということについて,
再び考え直さなくてはならないと感じました。

ガッツあるね!!

久しぶりに「ガッツ」という言葉を聞きました。

つい最近,インタビューをさせていただいた方からいただいた言葉です。

インタビューさせていただいた際に,報告書を作成した際には内容の成否を含めて
チェックをさせていただきたいのでお送りくださいと言われていたので,
作成したものを送ったところ,返ってきた言葉です。

なぜ,「ガッツ」という言葉が返ってきたかというと,
これはインタビューをさせていただいた時からの話になるのですが,

インタビューがあまりにも私の準備不足のため,「精度の高いインタビュー」ができませんでした。
インタビューの際に言われた言葉は,
「相手の懐に切り込むような質問,相手が言いたくてしょうがないということを引き出す質問,というのがまだ十分ではない」というようなことでした。
私自身,インタビュー後,自分がいかに甘かったかということを痛感しました。
現在の職場で,ある程度仕事をこなせるようになったという自負が知らず知らずあったのだと思います。その部分を気づかせていただく,心に深く突き刺さる言葉でした。

そして,昨日インタビューの内容を報告書にまとめ,それを先方にお送りしたのですが,
(そもそも報告書を作成しているときから,自分自身のあまりの不甲斐なさに失望していたのですが。。。)
それに対して,痛烈な批評をいただきました。
また,痛烈な批評をメールでいただいた直後に,フォローのメールを送ってくださり,なおさらそれが,痛かったのですが。。。

それに対して,本日午後,批評いただいた点を修正し,
再度メールにて報告書をお送りしたところ,
「ガッツ」という言葉をいただきました。

この言葉が含まれていた文は以下のものでした。
「即座に挽回しようとなされたガッツを高く評価したいと思います。」
ちなみに,メールタイトルはこの記事のタイトルです。

まだまだ若輩です。今後も研鑽を積み,成長して恩返しできるようになろうと思います。
今回の教訓を活かすことができなければ,本当のバカだと再確認です。

評価

教育プログラムの評価は、非常に難しい。

ある方と話をしている際に、話題に出たのは、
評価を通して、変化があったとしても、
それが本当に、Aという教育プログラムの効果と言えるのか、
ということであった。
確かに、教育プログラムの教育効果を測定する際に、
一定期間後の行動変容を測定したとしても、
その変化に寄与したものが、
本当に1つの教育プログラムのみと言い切ることは、
非常に難しい。

しかし、では測定しなくてよいのか、
というと、それも正しくないように思う。
どのように測定するのか、
頭を悩ませています。

できる人の条件(私見)

できる人の条件について話をしてみた。
そもそも「できる人」って何だという意見もあると思うが、
条件が「私見」によるものなので、あまり深く考えず、
読まれる人は読んでいただければと思います。

私が考える「できる人」とは、
仕事ができる人。同時にいくつもの仕事を処理し、
創造的で、一言で確信をつくことができる。

そのような人、(端的にいえば仕事ができる人であるが、)の
条件について観察してみた結果をまとめてみたい。
3つにまとめてみた。

1.他者からの批評を受け入れることができる
2.自分自身の過去の経験を現在と結びつけている
3.自らの使命(ミッション)を理解している

この要素はある種コンピテンシーのようなものだと考えています。
身近なハイパフォーマー分析をおこない、コンピテンシーを導出する、
そのような作業を行ったというイメージです。

この要素の順番は決して重要な順番ではありません。

ここで、個人的に主張したいのは、
2の「自分自身の過去の経験を現在と結び付けている」
という項目です。
1や3は比較的どこでも目にする当たり前のことのように思いますが、
2については、これまであまり触れらていないように感じます。

しかし、2ができているということは非常に重要で、
自分がどのような経験に基づいて現在の価値観を構成しているのか、
それを理解しておくのは、要するに自己分析・自己認識だと思います。
また、単に現在の自分に対する自己分析だけではなく、
これまでの自分について振り返る自己分析であるということが、
大きな意味があると思います。
過去を振り返って、現在を考えるということは、
自分が最も大事にしている考え方や、
行動原理を見つけるということですから、
その中で自分の理念やこだわりが見つけられるのではないでしょうか。

やや分かりにくくなりましたが、
自分のこれまでと今を一本の串で串刺しにする考え方を
見つけることができれば、それが自分自身の理念になるわけです。
それが価値観になるわけです。

これまでの行動は、決して自由に決定しているわけではなく、
何かしらの判断基準をもって決定していると思います。
それを明らかにすることが、過去の経験と現在を結びつけるという作業なのではないでしょうか。

うまいもの

昨年、広島に行った時に、
何気なく入った、お店。

牡蠣のお店です。

このお店、まずロケーションが良い。

川沿いの街灯に照らされて、決して明るすぎず、暗すぎず、
程よい明かりで照らされる。

これまで牡蠣は生、焼く、揚げるくらいでしか食べたことがなかったけれど、
このお店では、様々なかたちで牡蠣を食べさせてくれます。

今年もまた、行こうと思います。
ちなみに、とっておきですが、HPがあったので、公開しておきます。
http://www.kakitei.jp/
皆様も、お時間があれば季節の風味をご賞味あれ。

気分転換

今日は、久しぶりにいつもの職場を離れて、散歩をしてみました。
良く考えれば、これまでは普段から職場だけではなく、
フラッと飛び出し、2時間くらいウロウロとしていたのに、
ここ半年あるいは一年くらい、パソコンの前で、
一日を過ごしていたように思います。

知らず知らず、「忙しさ」に束縛されて、
自分自身を張り付けていたようです。


自分のできること、やらなければならないことが
はっきりしてくると、それだけ無駄な動きが淘汰され、
より効率的に、効果的に動く(仕事をこなす)ように
「仕事の型」が出来上がるのでしょう。

しかし、一方で組織のダイナミクスのような、
全体の情報が非常に伝わりにくくなります。
一長一短だと思いますが、自分の仕事のことだけ
分かっているというのでは、幅が狭く、
新しい価値を創出することはできないのではないでしょうか。

「仕事の型」は常にその時の全体のダイナミクスに合わせて、
アップデートしていく必要があるのだと思います。

ニーズ分析

研修や教育プログラムなど、何かを誰かに提供するからには、
そこには必ず相手のニーズというものが生じます。

ですが、この「ニーズ」というものは、なかなか厄介なもので、
ニーズ調査をしたところで、相手の知っている範疇のことしか、出てこない。

ニーズ調査の限界というものがあります。
そのため、ニーズは、提供したい対象のみならず、
提供する側である、実施者からも拾わなければならないのではないでしょうか。

教育工学の分野では
ニーズ=あるべき姿と現状の差としていると聞きました。

あるべき姿は、学習者から捉えられるだけではないということだと思います。

ようやくひと段落

ようやくひと段落しました。
随分と慌ただしい日々を送っていましたが、
昨日・今日でようやく負荷の大きい仕事は終わりました。

また次は、もちろんありますが、
夏から続く一連の忙しさがひとまず、区切りがついたということです。


今日はやっとゆっくり眠れそうです。

記憶に残る言葉(6)

「公のためにこうせねばならんと思っておっても、同時に、自分のためにこうせねばならんということを考えている。それではいかんといって、それを打ち砕くと、打ち砕いた次の瞬間にまた自分が出てくる。だからいま私は、自分で葛藤をしてるんです。自分が出てくるということと、自分が出てくるのを抑えるということの葛藤の日々ですな。」

  松下幸之助「マイナスをプラスに変える 松下幸之助運をひらく言葉」より

この言葉は、最近の自分の考え方に大きく影響しています。
つまり、自分の都合はあくまで自分の都合でしかなくて、
本来の“相手”は誰やねんと。
何かをすることは、誰かのためであって、自分のためではない。
誰かのためにすることが、結局自分のためになる。
最初から、自分のためにと思って何かをしても、結局自分のためにもならない。

自分が楽だから、楽しいから、自分の都合を最優先に考えたら、
何も残らない、ということを強く感じます。

記憶に残る言葉(5)

「むずかしいことができても、平凡なことができないということではいけない。むずかしいことより平凡なことの方が大事である。それを積み重ねていって、そして基礎をつくって、その基礎の上に立って、さらに長年の体験をその人の知恵才覚によって生かしていくというかたちが、危なげのない行き方だと思うんですよね。」
松下幸之助「マイナスをプラスに変える松下幸之助運をひらく言葉より」

この言葉、正に最近私自身が思っている言葉です。
自分自身にもよく思っていますし、仕事のなかでもよく思います。
いくら特殊なことができても、当たり前のことができないのでは、役に立たない。
当たり前のことができるから、信頼されるし仕事をもらえる。
一発屋を狙って、技を磨くより、
誰もが嫌がる仕事を進んでする方が、
特殊な仕事ができることになるのではないか。

きっと、誰もが嫌がることをできること自体、
特殊なことなんだろうな。

仕事と責任

ここ半年間くらい、常に追い込まれているような気がします。
ということも、以前書いたような気がします。


というくらい、追い込まれる日々が続いています。


もっと、「遊び心」を持って仕事にかかりたいのですが、
そんなに簡単にもいかず。。。
与えられた仕事をこなすだけではなく、
新しい価値の創造というか、
現状の改革・改善につながるような、
そんな仕事がしたい。


年数が経ちある程度仕事ができるようになると、
企業は昇給、昇進と「責任」を個人に与えます。
ですが、この「責任」を与えることはすべての人にとって、
正解なのでしょうか。


最近はそんなことを考えます。
「責任」で個人を認めるという仕組み、
それはもう古い方法なのではないでしょうか。


現にいろいろな仕事の仕方があります。
個人の仕事の方法の選択肢を
「責任」で狭めるのははたして正解なのでしょうか。

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現在、教育機関で教員の能力開発と学習者のソーシャルスキルの開発を担当しています。 関心分野(事): 人材能力開発、プロジェクト・マネジメント(PMBOK)、チーム・ビルディング、学習心理学、社会心理学、プランニング、問題解決力、戦略思考、論理力、ゲーム理論、マインドマップ、改善発想、工業デザイン、Change Mind、マインド・オルガナイズ 好きなコト・モノ: Sora(空)、写真、筋トレ、旅、原付、笑い、デザイン、花火、文房具、音、ツッコミ、浪費

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