最近、ルーブリック評価という言葉をよく聞くようになった。
この評価は、ある項目に関して5段階~3段階程度で評価するもので、その一番の特徴は、各段階に詳細にその評価の基準が書かれていることである。
今回は、プレゼンの評価に対してルーブリック評価を作成した。これまで、プレゼンの評価はスキル面の評価を主としていた、評価シートを内容にも触れたものにするためである。身振りや視線、声の大きさや明瞭さ、顔の表情などスキルに加えて、話の構成や、テーマの選び方など内容について評価する項目をこれまでよりも具体的なものにした。
ルーブリック評価の良いところは、誰が評価しても同じ評価になるところである。(ただし、評価についての記述を詳細にする必要がある。)つまり、評価を客観的かつ一貫性のあるものにすることができ、評価基準を明確にすることができる点が大きな利点だと言える。
一方で、ルーブリック評価の弊害としては、ルーブリック評価の基準とした人物像に対しての相対評価になってしまうということである。そのため、個人の成長度のようなものを計る場合には向いていない。将来に対する期待値も含めて評価をしたり、これからの成長を促すためにあえて厳しく評価するといったこともできない。
評価の厳格化・透明性が求められている昨今ではあるが、明確で適正にすることは非常に重要であるが、あえて厳しくつけるなどの期待値評価などができないことは弊害と言えるかもしれない。
ルーブリック評価
投稿者
Kazoo
2008年11月19日水曜日
ラベル: 評価
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