自己受容・自己肯定はここ数年のテーマです。
出会ったのは2年前、私が見る限り将来の自分のために最大限の努力をしていると思う方と話をする機会があり、その方との話の中で実は今の自分が非常に嫌いだという話がでました。自分はコンプレックスの塊で、何に関しても自信がない。しかし、人にはそれを悟られないように虚勢を張って、強気で物事に取り組んでいる。実際には、とても傷ついているし、深く悩んでいる。自分と同じような人を見るとイライラする。などなど、思いもしなかった話をききました。
では、自己受容・自己肯定の正体とは何なのでしょう。
自己受容とは、今のありのままの自分を受け入れることだと思います。自己肯定もほとんど同義だと思います。ただ、自己肯定というと自分自身を肯定することであるため、今の自分を正当化する。つまり他者から見てどんなに間違っていても、その間違いを認めないという考え方ともとらえられるかもしれません。そのような意味では自己受容と自己肯定は差異化されるのかとも思います。
自己受容は、自らの存在を認めること。
しかしそれは自ら生み出すものではなく、他者から得られる感覚なのではないでしょうか。他者が認めてくれるから、自分の存在を認めることができる。言い換えれば、自分がいくら自分を嫌いでも他者が良いと言ってくれるなら、今の自分で良いのです。
では、自己受容とは今の自分を受け入れ、成長を止め向上心を失うことなのでしょうか。
いいえ、違います。自己受容という言葉の意味は今の自分を受け入れること。つまり、そのなかにはもっと理想に近づくため努力している自分も含まれています。
自己受容、それは今のありのままの自分を受け入れること。
それは努力している自分、あがいている自分、自分のことを嫌いな自分、それらすべてを包含しているといえるのではないでしょうか。
自己受容・自己肯定
投稿者
Kazoo
2008年11月21日金曜日
ラベル: 能力開発
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