Reflog

日々是反省

一区切り

今日で、平成20年度が終了しました。
仕事を始めて、2年。あっという間でした。

1年目は、右も左も分からないまま、時間だけが過ぎた。
周りの人たちに負けたくない一心から、ひたすら仕事をして、頼まれる仕事は断らない!!
というのを密かに心にきめて。。。

どんなに頑張っても、処理できない仕事量に、仕事を断り、一人涙した。

初年度は、疾風の如く過ぎ去った。


2年目の今年度は、
新しい出来事との遭遇に追われる日々でした。
1年目が事務系の仕事であったのに対して、今年度の仕事は、頭脳系あるいは創造系
出会ったという点が多きな違いでしょう。
様々な教育プログラム、能力開発プログラムの創造というのは、
まるで落ちているパズルのピースをはめるような、
まるでルービックキューブをそろえるような、
そんな作業でした。

一方で、自分自身の将来像についても深く考えることができた一年でもありました。
自分自身に与えられた使命が何なのか、
そして、それをどのように果たすべきなのか、
そして、今、何をすべきなのか、

自分が置かれている場所、これから目指す場所、
そして、それまでのプロセス。


まだまだ見えていない、見えている虚像、変化するもの、
多様な状況はあるけれど、自分自身の本質を理解できたことで、
対応可能になったのではないかと思います。


このように、自分自身について考えることができたのは、周囲の助けによります。
非常に教育的な雰囲気な仕事場に感謝いたします。

咲き誇る

長い間そこにいて、静かに咲き誇る。
物言わず、見つめ続けるその姿勢に、感服いたします。
この桜は、松山市から車で1時間程度行ったところにある、
久万高原町某所の桜です。
平日にも関わらず、数名の方が写真撮影のために来ていました。
それ以外にも、見学に来ている方が10名くらいいました。
人気の桜です。
あまりにも大きい樹であるため、写真に収めることができません。
ですから、こんな写真ですみません。

指輪物語

結婚おめでとう。

友人が今日結婚しました。
挙式は親戚のみで行うということだったので、参加できないはずだったのですが、
許可を得て、こっそり紛れ込んできました。潜入取材的な香りです。

何回か、結婚式は見ていますが、
新郎・新婦ともに友人というパターンは、これまで経験がなかったので、
ついついポロリと涙が出そうになりました。
座った席の目の前で、新婦が父親の手から離れ、新郎の腕に移るという作業が
行われ、その瞬間、なんだかとても感動しました。
その時、気持ちは父親の気持ちだったのか、新郎の気持ちだったのか、
いまだに自分でも分かりませんが、その光景に感動しました。

式の途中、神父さまが、自分オススメの話をしていました。
挙式の中に、神父オススメの話があるのは、初めてのことで、
一人勝手に、心の中で「なんでやねん!!」とツッコミをいれていました。

その話は聖書のことだったのですが、
「人は、土の埃を固め、鼻から生命の息を吹きかけることによって創られた。」というようなこと、
「女性は、男性のあばら骨から創造された。」というようなことを話してくれました。

挙式という雰囲気のため、話を聞く気にはなれず、内容を正確には覚えられませんでしたが、
当たり前だけれど重要なことを話していたように思います。

二人が、今後も幸せに二人の人生を歩んでいくことを祈ります。アーメン☆

一歩前進

今日、来年度からインドに一年間留学に行く学生が挨拶に来てくれました。
やはり不安はあるようですが、多くのことを学んで帰ってきてくれるでしょう。

自分が関わっている学生さんが、何か自分で決めて一歩踏み出す瞬間に立ち会えることは、
教職員冥利に尽きるのではないかなぁ~と感じます。


一方で、私自身は、来年度から採用形態の変更とともに、
新しく有休付与されるのですが、これまで使うことができないでいた
有休が事実上消滅ということになり、唖然としております。
休めるときに休まないと、といわれても、
休ませてくれないのは、どこのどいつだ!!と、
心の中で憤慨してみることしかできず。。。

とはいっても、有休にはそもそも魅力を感じていないことも事実ですので、未練はありません。
身を粉にして働きましょう!自分のキャリアのために!!
今は、そんな時期です。休むことを考えて働くことは、本来の趣旨ではありませんから。


今日は、さらに小さな喜びです。
新しくできた建物の、空きスペースをどのように学生のために使うか、という検討のための
ワーキング・グループ(W・G)に参加させてもらえることになりました。
突然課長から連絡があり、W・Gへの参加を要請され、二つ返事でO.K.しました。
後で聞いてみると、指導していただいている方が推薦してくださったようで、
少しでも力になると認めてくれているのかなぁ~という、
喜びを感じることができました。
まだまだ、学ぶことは多いですが、日々の成長は自分ではなかなか感じることができない中、
このように、何かに関わらせてもらえるということが、成長の証なのだと感じます。

学生が成長するように、自分自身も成長させていかなければと思います。
これからも日々精進です。

CSI(Communication Style Inventory)による分類

最近購入した本の話。

鈴木義幸 「コーチングから生まれた熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ」 (2002) ,ディスカヴァー・トゥエンティワン

この本は、コミュニケーション・スタイルによって人のタイプを4つに分類したものを紹介しています。
それぞれの分類には下記の4つの名前が付けられています。それぞれの簡単な説明も付けて紹介します。
・コントローラー:人をも場をも支配しようとするコントローラータイプ
・プロモーター:注目こそがやる気の源プロモータータイプ
・サポーター:合意と同意が何よりも大事サポータータイプ
・アナライザー:冷静沈着身長はのアナライザータイプ

それぞれの詳しい特質の説明はしませんが、私自身を診断したところ「プロモーター」とでました。
詳しい説明を読んでみるとそれなりに納得する結果でした。
この本は、ただ、自分のタイプを診断するためのものではありません。
人には、様々なタイプがあるということを理解し、さらに各タイプごとの見分け方、
さらには接し方についても触れられています。
人を指導することが苦手という方には、有益な本かもしれません。
興味のある方は、一読ください。

なぜなぜ問答

手段として「なぜなぜ問答」と我々が普段呼んでいるものがある。

なぜなぜ問答とは、発言に対して「なぜ」と問いかけ続けること。
例えば、将来環境系の職業に就きたいと考えた際、その範囲は広範になる。
一言に環境系といっても、その中には保護、製品開発、あるいは環境開発などなど実に多様である。
こんな時、つまり自分自身の興味の本質を見つけたい時、なぜなぜ問答は効果的に働く。

Q1.なぜ、環境系の仕事がしたいのか。
A1.○○だから。

Q2.では、なぜ○○なのか。
A2.△△だから。

Q3.ではなぜ△△なのか。
A3.□□だから。




と、なぜなぜ問答は繰り返されます。この過程の中で、本質を見つけることができます。
ただし、この問答をする際に注意しなければならないことは、この問答が、相手にとって
非常につらいものであるということです。なぜなら、“なぜ”と繰り返されることは、
普段考えないことを心の深い部分に入り込んで、探る作業だからです。
決して楽しいものではありません。
ですから、相手が辛いということを頭に入れて、あまりやりすぎないことが重要です。
くれぐれも、濫用しないように。

別れと旅立ち

2年も関わってきた学生が旅立つのは、非常にうれしいことです。
しかし、それは同時にとても悲しいことでもあります。

授業を通して、個人の成長を支援して彼・彼女らが自分自身の生き方を見つけ、
自分が何のために生まれたのか、ヒトとしての使命感を感じ旅立つことは、
教育者冥利につきるといえます。

大学で勤務している限り、ある個人と関わることができるのは、
最長でも4年。
ヒトの一生を考えた際には、非常に短い期間と考えられます。
しかし、その後の人生を考えるという大きな意味をもつ4年間に関われることは、
実際には、大きな意味のあることなのではないかと思います。

それだけに、私たち大学人が担う社会への責任は大きいとも思います。

今回、旅立つ学生が今後の長い人生を主体的に、豊かに過ごすことができることを、
心から願います。

卒業おめでとう。

記憶に残る言葉(2)

「われわれは、明日の過去である。」
We are tomorrow's past.

         ~英国の作家メアリー・ウェッブ~

「未来は現在と同じ材料でできている」
The future is made of the same stuff as the present.

         ~アイルランド生まれの英国の政治家 エドマンド・バーク


未来についての言葉です。非常によく似た二つの言葉を載せてみました。
とらえ方は、人それぞれでしょう。ネガティブにもポジティブにも解釈できる言葉だと思います。
それは、対象が未来だからではないでしょうか。

記憶に残る言葉(1)

「人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない。」
Life can only be unndrstood backwards; but it must be lived forwards.

   ~実存哲学の先駆けとなったデンマークの哲学者
セーレン・キルケゴールの言葉~

「主体性」という概念の発見者として有名な方の言葉らしい素敵な言葉です。

生き方に関する美学

人材育成や能力開発の仕事をしていると、人と話す機会が多いのは事実。
日によっては、午前中に2時間、午後3時間と、
一日8時間の労働時間中その大半を面談(コーチング)のようなことで、
終えるときがあります。このような面談は、非常に体力を使います。
なぜなら、相手の背景など普段の生活では表面には出ていない、
深い内容の話まで、受け止め、引き受けなければならないからです。

そんな会話の中で、よく話すのは、「生き様」についてです。
自分がどんな使命感を持って、人生を歩んでいくのか。

人は、誰しも必ず何かしらの使命を与えられていると考えているので、
それが何なのか、そして、そのために今何をしなければならないのか。

一緒に探す作業も人材開発なのでしょう。

そして、「生き様」の話をする際に、もうひとつするのは、
自分自身の「美学」の話です。ある辞書によると、
「美学とは美しさに関する独特の考え方や趣味」のことだそうです。

私は、この美学を昔から大切にしていました。
それはある一冊の本との出会いから始まりました。
「一夢庵風流記(いちむあんふうりゅうき)」という、本があります。
隆慶一郎氏の書いた本で、戦国時代の歌舞伎者、前田慶次という人の物語です。

この人物の生き方が私自身の究極の美学だと思います。

こんな人間になれれば、良いのにといつも思います。

訪問対応の難しさ

他大学からの訪問対応の難しさについて、今日は実感しました。

湯布院から帰って、普通の日常に戻り、さっそくのお仕事は、
他大学から訪問に来られる方の対応でした。
今の時期、非常に他大学からの訪問が多く(一週間に1校くらい)、
かれこれ何大学の対応をしたか。。。

その度に、対応は難しいなぁ~と思います。

対応の成功は、“時間の延長”と“帰り際の表情”にあると感じます。

当初予定していた時間をオーバーして、話をする場合、話の内容に非常に興味を持っていただいて、
まだまだ聞きたいと感じさせることができたと考えられます。つまり、相手の興味に対して、
的確な情報を提供することができ、なおかつ、そこから発展的な情報を引き出すことができている
そんな風に考えることができます。

帰り際の表情に明るさや決断を感じ取ることができる場合、相手が悩んでいたこと
解決策を求めていたことに対して、的確に参考になる情報を提供できたといえます。
また、決断を感じることをできれば、それはさっそく実行しようと考えていることの証拠であると
考えられ、お話した内容が相手の大学の今後に少なからず影響を与えることができるということです。

今回の訪問対応では、上記の点で考えさせられることが多くありました。
何人かで対応する際はあまり問題ないのですが、一人で対応する際は、
やはり、まだ不安が残ります。会話の中で、なかなか本質がつかめず、
相手が本当に求めている情報というものをなかなか提供できません。

しかしながら、毎回このような状況になるわけではありません。
訪問相手が、しっかりと質問項目を明確に考えている場合、
このような状況にはなりません。
今日は訪問相手が明確に質問したいこと、何が知りたいのか、
分かっておらず、行けばなんとかなると思っていたのでしょう。
そのため、私が相手のニーズをなんとか引き出さなければならず、
手探りの時間をずいぶん多くつくってしまったように感じます。

どうすれば本質に焦点をあてた質問ができるのか、
それを探らなければなりません。

初の有給。二度目の湯布院。

働き始めて2年目がもうすぐ終わります。

初めての有給(2日間)をとってみました。
それで行ったところは、「湯布院」。ここに来たのは2度目。





1度目は大学院修了の春休みに原付で九州を一周したときの、通過。

そのため、「YY(湯布院をゆっくり)」というのは初めてです。

1日目は歩いて、湯布院の「金鱗湖」や町並み散策。
近くにある温泉に入浴しようとするも、断られ断念。
少し遠くの公衆浴場へ。

2日目は車で、ある温泉宿の露天風呂へ。





コバルトブルーの温泉は、初めて見る景色であり、少し感動しました。
今度は、ゆっくり宿泊してみたいものです。

そんなこんなで、有給終わり。

なんだかなぁ~な夜

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

ついついついて行った、会員制クラブで、
隣に座った女の子が、やたら面白くない状況。

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

あまりにもつまらないから、
このお店素敵な内装ですねって言う気持ち。

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

たった1時間で女の子が3回も入れ替わり、
毎回同じ話をしなければならない状況。

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

わざわざ重ちゃんと呼べよと、
店に入る直前に釘を刺される気持ち。

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

何で俺が気を使って、楽しませようと
思わなければならないんだ?という気持ち。

なんだかなぁ~。
わっかるかなぁ~。わっかんないだろうなぁ~。

キャストの皆さんが、楽しませてくれるんでしょ?
お願いしますよ~。。。


いい人生勉強をさせてもらいました。

退官祝い

大学院時代にお世話になった師匠が、この3月で退官されることになりました。

今日は、そのお祝いの会があります。
何かプレゼントをしなければということで、今回は万年筆をプレゼントに選びました。
選んだものは、「パーカー100」という万年筆。


あるサイトの商品説明を借りると、
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パーカー100の特徴は、インクタンクから紙にいくまでにインクが乾くのを防ぐために
18金ペン先の先端を残しそのほとんどをボディが包み込んでいます。
ペン先はやや硬めです。またボディは胴軸・キャップともブラス(真鍮)によって作られていますが、
だからと言って、重くもなく軽くもなく中庸、非常に使い勝手のよい重さとなっています。
そしてボディは、最新のラッカー技術によって パール調の透明感ある外装が施されています。
ボディカラーは、気品あるダイヤモンドブルー、スモークブロンズ、コバルトブラックGT
(クリップとリングがゴールドプレート)、コバルトブラックST(クリップとリングがプラチナプレート)の
4タイプが揃えられました。
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ということです。筆記具専門のお店に行って、店員さんといろいろお話をしている中で、
この万年筆を紹介してもらい、一目ぼれしました。本来自分にプレゼントするものではないので、
選び方としてはよくないのかもしれませんが、値段もかなりお安くしてもらい、
素敵な買い物と出会いをいただきました。最後まで、師匠に感謝です。

考えながら仕事する

ある日の出来事から、頭を使って仕事をしなければならないと反省させられました。


---事実---------------------
ある日、出版物の校正が印刷会社からあがってきた。納期も迫っているため、
早く上司に確認をしてもらい、すぐにでも印刷会社に返事を伝えなければならない。
しかし上司は、今日一日会議などで飛び回っている。また、翌日の朝から出張で2日間は戻らない。
さらに戻ってきた日の翌日には、私も含め職場の結束を高めるための旅行で1泊2日離れる。
都合、4日程度、職場に来ないことになる。
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---私の行動-------------------
私がとった行動は、上司の机の上に校正を置いておき、メールで確認してもらうように伝えた。
このときの私は、上司は一度机の上を確認し、メールを見るだろうから、
出張に行くときに校正原稿も一緒に持っていくだろう、と考えた。
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---上司の行動------------------
すると翌日。。。
昼過ぎあたりに、上司から、今、私が昨日送った、
校正を確認してほしい旨のメールを見たと電話があった。
--------------------------

---電話の内容はこんな感じ-------------
上司「どのように対応すればよいか、指示してくれ。」
私 「校正原稿を旅行に持っていくので、その場で見てもらえませんか。」

上司「そうすると旅行から帰って印刷会社に連絡することになるが、それで納期に間に合うのか。」

私 「おそらく間に合うと思います。」

上司「もう一つの案としては、出張から帰って、一度会社に立ち寄る都合があるから、その時に
   校正の確認をしてしまって、翌朝一番に印刷会社に連絡することもできるが、どうする。」

私 「では、印刷会社に確認して、再度連絡させていただきます。」

--------------------------
結局、印刷会社に連絡し、上司に連絡するまでにかなりの時間が経過していた。
問題が起こってから、それに対応していたのでは、三流だ。
では、何が原因で、今回のような事態になってしまったのか。


まず、「事実」でポイントになることは

●校正を早く確認してもらうこと。
●上司は1日中飛び回っているということ。
●2日間は確実に会わないということ。
●慰安旅行では顔を会わすということ。
以上のことであった。

それに対して、「私の行動」は的確であると思う。
しかし、行動自体は的確であっても、その裏に、“想定”がない。
つまり、上司が“見ない”という想定がない。

この段階で“想定”がうまくできていれば、
事前に印刷会社に連絡し、いつまでに校正を確認すればよいのか、
そしてそれが、旅行のときでも間に合うのか、
すでに判断できる状態だったのではないだろうか。

常に、一歩二歩先のことを“想定”しながら、起こりうるあらゆる事態に対応することが
できるようになることが、必要であると深く考えさせられた。

訪問予定

今日、一歩前に進むことができた。

いつもなら避けて通る事を、自分からやりますと言えた。
これまで、自分の得意でないこと、苦手なこと、これらを何となく避ける傾向があった。
そんな自分から、一歩だけ、前に進めた気がした。

訪問調査に来られる先生、ありがとうございます。

感謝の矛先

「人は一人では生きられない。」
「人に感謝して生きなさい。」

こんな言葉、もう何回聞いただろう。
最近になって、やっとこの意味が少しわかるようになった気がする。


今日は、ある学生団体の「追い出しコンパ」通称「追いコン」があった。
この団体は、大学から資金を出してもらい運営している。
日常的に関わっている団体なので、出席してきた。そこで感じたこと。
卒業生一人ひとりが挨拶をしたのだが、彼らは、同じ団体のメンバーに「ありがとう」と言う。
確かに、自分自身を成長させてくれた団体のメンバーに感謝の気持ちを伝えるのは、
当然のことだと思う。しかし、出資者である大学の関係教職員には、「ありがとう」とは言わない。

別に感謝しろと思ったり、資金を出してやってるんだなどと傲慢な気持ちがあるわけではない。
しかし、違和感を感じる。

これを会社に置き換えると、
会社の同じ部署のメンバーに感謝するが、顧客や株主には感謝しないということにならないか。


普段ついつい、身近な存在が自分を形作っていると思いがちだが、
実は、もっと大きな存在がその背後にはある。
気づきやすいところに、感謝するのは当然。
しかし、その背後にあるもっと大切にしなければならない、
大きな存在に感謝することはもっと当然のことなのではないだろうか。

自分が、今、存在することができるのは、その大きな存在があるから。
そのことに気がつくことができれば、もっと視野を広くできると思う。

最近、「ホスピタリティ」という言葉をよく聞くが、
この言葉の意味は互いを思いやり、手厚くもてなすこと。、
または歓待をする事を言う。さらに、この言葉のキーワードは「好意と誠意」。
「好意」とは、相手がこちらからの好意を感じるという意味。
「誠意」とは、相手がこちらからの誠意を感じるという意味。

当然、「感謝」も含まれていると思います。

普段簡単に目に見える対象への感謝から、目に見えない部分への感謝ができるように
なることが、このホスピタリティの精神なのではないでしょうか。

その意味で、すべての人が持っていなければならない一番大事なことだと思います。

モチベーション

「春眠暁を覚えず」

昔の人は、的確なことを言うものだ。
最近、モチベーションと集中力が、非常に落ちている。

やらなければならないことがあるにも関わらず、なかなか実行できない。
昔から、物事を計画的に実行する、スケジュールを立てるということが、
苦手で、締切間近でないと行動できない。しかし、行動してみて初めて、
行動のタイミングが遅かったのだと気がつく。

その結果、その場しのぎの中途半端なことになる。

その結果、“しっかりやっている”演技だけが上達する。

その結果、今の自分がある。


今日、感じたこと。
「今日の自分は昨日の結果、明日の自分は今日の結果」

まず、仕事中寝るのを辞めようと思う。

映画の感想

ずいぶん前に予告を見て気になっていた映画。

「闇の子供たち~値札のついた命~」

という映画を観ました。




出演: 江口洋介, 宮崎あおい, 妻夫木聡, 佐藤浩市
監督: 阪本順治
原作:梁 石日 (ヤン ソルギ)

画像は原作の装丁です。

この映画は、タイを舞台にした作品で、
人身売買・幼児売春などをテーマにした作品です。
どこまでが現実でどこがフィクションなのか、
私自身には分かりませんが、
全くの嘘ではないだろうと思います。

ある日、知らない人に手をひかれ都会に連れて行かれ、
売春をさせられる。エイズになると、
食事もろくに与えられず、黒いごみ袋に入れられて、
ゴミ収集車に積まれ、ゴミ捨て場に。。。

臓器移植のために、健康な状態の子どもから、
心臓を取り出す。。。ドナーとなった子供は。。。

この映画は、ハッピーエンドではありません。
最後に映し出される映像は、
壁一面の幼児売春などの新聞記事と
その真ん中に鏡があり、
それに自分自身の顔が映るシーン。

新聞記事には顔写真があるのですが、
鏡に映った顔が、新聞記事の顔写真のように
見えます。まるで、自分が犯罪者のように感じます。

おそらく、この映画が伝えたいことは、
自分が住んでいる世界のこととして、
受け止め、今、自分が何をしなければならないのか、
考えませんかと、そんな風に、
語りかけているように感じました。

ここから始まるStory


あるビルの一室。
真っ白な机と、整然と並んだ椅子。
きれいにみがかれたカウンターテーブル。
新しい人生を共に歩む二人の始まりの場所の一つ。
窓を開けて一歩外に出ると、視界に城が飛び込んでくる。
8月には、素敵なパーティーが行われるだろう。

海の蒼と丘の黄色

右手に海。左手に丘。

今の時期は
右手に蒼。左手に黄色。

一面に敷かれた黄色の絨毯は、
春の訪れを告げる号砲のように、
様々な生命の活動を呼び起こす。


学生交流 その2

学生交流の二日目。
朝8:30に集合し、一路研修先へ。

研修先は町興しに積極的に取り組んでいる道の駅。
地域の農産物を道の駅で販売しています。

本日は、その取り組みを開始当初より
支えている方のお話も聞かせていただきました。

さすがに講演慣れしているのか、その方のお話は、
留まることを知らないかのようで、

怒涛のようなお話をしていただきました。

写真はその町で見かけた、桜を町並みをバックに撮影です。


学生交流

人と人が交差する。
「人間交差点」という言葉を聞いたことがあります。

人と人が接点を持つことは、つまりお互いの人生が交差すること。

日本には1億人以上の人がいて、世界にはさらに何十億人という人がいて、
地球上にはいったいどれくらいの生物が住んでいるのだろう。
それらがある時、一瞬でも交差することは、
極めて“ゼロ”に近い数字なのではないでしょうか。

そんな極めて奇跡に近い出会い。
しかし、普段の生活の中で意識することはほとんどありません。

なぜなのか?

では、「もし、毎日の出会いを奇跡と意識していたら。。。」と仮定しましょう。
すると、間違いなく疲れるでしょう。

人間は、“奇跡”にも近い出来事を“慣れ”という感覚的マヒ状態を
創りだすことで、“疲れる”ということを免れることに成功したのではないでしょうか。


話を戻して、今日は学生の研究発表交流会がありました。
国立4大学の学生が1年間の研究の発表を行うという企画です。
総勢60名程度で開催しました。

発表会の後は懇親会。
最初は自分の大学の友人たちと集まっていた学生が、
時間の経過とともに、他大学の学生と話すようになりました。

自分自身は基本的に人見知りなので、なかなか話しかけることができないのですが、
今日はなるべく話しかけるようにと、努力しました。
ある大学の副学長先生と話をした際、
今後の大学の在り方について話をしました。
テーマはこれから20年後の大学はどのようになっているのか。?

少子化が加速している昨今、実は、大学の数は増加傾向にあり、
(特に短大が4年制大学に改組し、実質大学数が増加いしているのですが、)
これまでの研究中心の大学から、教育中心の大学に
方針変換するときが来たのではないか。
そんな話題から入り、学生を“顧客”と考え、
費用に見合ったサービスを提供することが大学に求められる。

そして、20年後。。。
正解は誰にも分からない。
これが今の正解なのではないか。

そんな話で終わりました。


明日は、地域活性化の実地見学に本日の学生たちと一緒に行きます。
明日も“奇跡”が待っています。

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Profile

現在、教育機関で教員の能力開発と学習者のソーシャルスキルの開発を担当しています。 関心分野(事): 人材能力開発、プロジェクト・マネジメント(PMBOK)、チーム・ビルディング、学習心理学、社会心理学、プランニング、問題解決力、戦略思考、論理力、ゲーム理論、マインドマップ、改善発想、工業デザイン、Change Mind、マインド・オルガナイズ 好きなコト・モノ: Sora(空)、写真、筋トレ、旅、原付、笑い、デザイン、花火、文房具、音、ツッコミ、浪費

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