人材育成や能力開発の仕事をしていると、人と話す機会が多いのは事実。
日によっては、午前中に2時間、午後3時間と、
一日8時間の労働時間中その大半を面談(コーチング)のようなことで、
終えるときがあります。このような面談は、非常に体力を使います。
なぜなら、相手の背景など普段の生活では表面には出ていない、
深い内容の話まで、受け止め、引き受けなければならないからです。
そんな会話の中で、よく話すのは、「生き様」についてです。
自分がどんな使命感を持って、人生を歩んでいくのか。
人は、誰しも必ず何かしらの使命を与えられていると考えているので、
それが何なのか、そして、そのために今何をしなければならないのか。
一緒に探す作業も人材開発なのでしょう。
そして、「生き様」の話をする際に、もうひとつするのは、
自分自身の「美学」の話です。ある辞書によると、
「美学とは美しさに関する独特の考え方や趣味」のことだそうです。
私は、この美学を昔から大切にしていました。
それはある一冊の本との出会いから始まりました。
「一夢庵風流記(いちむあんふうりゅうき)」という、本があります。
隆慶一郎氏の書いた本で、戦国時代の歌舞伎者、前田慶次という人の物語です。
この人物の生き方が私自身の究極の美学だと思います。
こんな人間になれれば、良いのにといつも思います。
生き方に関する美学
投稿者
Kazoo
2009年3月20日金曜日
ラベル: 日常
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