ある日の出来事から、頭を使って仕事をしなければならないと反省させられました。
---事実---------------------
ある日、出版物の校正が印刷会社からあがってきた。納期も迫っているため、
早く上司に確認をしてもらい、すぐにでも印刷会社に返事を伝えなければならない。
しかし上司は、今日一日会議などで飛び回っている。また、翌日の朝から出張で2日間は戻らない。
さらに戻ってきた日の翌日には、私も含め職場の結束を高めるための旅行で1泊2日離れる。
都合、4日程度、職場に来ないことになる。
--------------------------
---私の行動-------------------
私がとった行動は、上司の机の上に校正を置いておき、メールで確認してもらうように伝えた。
このときの私は、上司は一度机の上を確認し、メールを見るだろうから、
出張に行くときに校正原稿も一緒に持っていくだろう、と考えた。
--------------------------
---上司の行動------------------
すると翌日。。。
昼過ぎあたりに、上司から、今、私が昨日送った、
校正を確認してほしい旨のメールを見たと電話があった。
--------------------------
---電話の内容はこんな感じ-------------
上司「どのように対応すればよいか、指示してくれ。」
私 「校正原稿を旅行に持っていくので、その場で見てもらえませんか。」
上司「そうすると旅行から帰って印刷会社に連絡することになるが、それで納期に間に合うのか。」
私 「おそらく間に合うと思います。」
上司「もう一つの案としては、出張から帰って、一度会社に立ち寄る都合があるから、その時に
校正の確認をしてしまって、翌朝一番に印刷会社に連絡することもできるが、どうする。」
私 「では、印刷会社に確認して、再度連絡させていただきます。」
--------------------------
結局、印刷会社に連絡し、上司に連絡するまでにかなりの時間が経過していた。
問題が起こってから、それに対応していたのでは、三流だ。
では、何が原因で、今回のような事態になってしまったのか。
まず、「事実」でポイントになることは
●校正を早く確認してもらうこと。
●上司は1日中飛び回っているということ。
●2日間は確実に会わないということ。
●慰安旅行では顔を会わすということ。
以上のことであった。
それに対して、「私の行動」は的確であると思う。
しかし、行動自体は的確であっても、その裏に、“想定”がない。
つまり、上司が“見ない”という想定がない。
この段階で“想定”がうまくできていれば、
事前に印刷会社に連絡し、いつまでに校正を確認すればよいのか、
そしてそれが、旅行のときでも間に合うのか、
すでに判断できる状態だったのではないだろうか。
常に、一歩二歩先のことを“想定”しながら、起こりうるあらゆる事態に対応することが
できるようになることが、必要であると深く考えさせられた。
0 コメント:
コメントを投稿